痛風 プリン体ZEROビール

近年、ビール業界もネタ切れなのか、それとも
売れ筋商品にめざといのか、糖質ゼロビールに続いて、
プリン体ZEROビールにチカラをいれて販売しています。
っていうか、バカ売れしているようです。

でも、ちょっと、待ってください。

それって・・プリン体ゼロのビールって、
おいしいと思いますか?

お味の話ですよ。

ビールに限らず、肉や魚にしろ、
それらから、プリン体を抜き取ったとしたら(すごい技術ですね)
どうなると思います?

それって、たぶん・・味覚的に、かなりマズイと思うのです。

不味い?
だって、プリン体ってのは、いわば“旨味の元”なんですよ。

で、このビール、健康志向なのか、
ただの売れ筋、ブームを追っかけただけなのかはわかりませんが、
糖質やプリン体を犠牲にしたことで、肝心のおいしさ、味わいが
落ちてしまっているように思うのですが・・・

やっぱり、ビールはおいしくなくっちゃ。

ところで、痛風が気になる人にとって、
これさえ飲んでいれば、痛風発作なんて安心?

だって、このビールのプリン体はゼロなんですから!

でもね。
ちょっと違うんですよ。

プリン体ゼロをうたっているビールがデタラメとか、
表示が間違っているという意味じゃないのです。

痛風の原因は血液中の尿酸の濃度が高くなりすぎる。
つまり、血中尿酸濃度、ひらたくいえば、尿酸値ですね。
これが長期間、高くなりすぎて、血液中に尿酸が溢れてしまって、
関節などに結晶化したものが沈着する。
これが痛風発作の遠因となるものです。

で、この尿酸。
尿酸というのは、細胞が代謝のときにできる老廃物なんです。

ビールに限らず、食品には大なり小なりプリン体というものが
含まれていて(本当は旨味の元なのです)
それらが体内に入ってきて分解されてできるのが尿酸。

これがね。
実は体内でデキル尿酸のうち、2割を占めています。

え!?
2割?
あんなにプリン体の食品に気をつけていたのに、
たった2割?

じゃあ、あとの8割って・・何?

あとの8割は、前述の細胞が代謝のときできる老廃物、
これが8割です。
細胞が新陳代謝のときに壊れて、(細胞が)生まれ変わるとき、とか。
体に必要なエネルギーに変換されるとき、とか。

つまり、食べモノ、飲み物、よりも
圧倒的に体内で生成される尿酸のほうが多いのですよ。

な、なに~~っ!?
い、今まで、あんなにプリン体の多い食事に気をつけてきたのにぃ!?

いえ、もちろん、
プリン体の多い食事に気をつけるのは無駄じゃないです。
2割ものウエイトを占めているんですからね。
でも、尿酸の大半は体内で作られる、ということ。

あ。

じゃあ・・・いくらビールを飲んでもOKってこと?
ほら、尿酸の8割は食事からじゃなく、体内で作られるんでしょ?

いえ、そうなのですが・・・
ビールの場合は、体内に入ってきたときに肝臓で
分解される際に、尿酸を大量に生産してしまうんです。

・・・・・・・・・・・・・。

ビールが好きで止められない人に、禁酒を勧めても
あまり効果はありませんが、
どうせ飲むのなら、おいしい“普通の”ビールを飲むことを
おススメしたいです。

そのかわり、週に何回か、飲む日を決めて、
同時に飲まない日(いわゆる、休肝日)も決めるのです。

そのほうが、あまり乗り気じゃない、たいして好きでもない
プリン体ZEROビールを嫌々飲むよりも、ずっとスカッとしますよ。




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